「猫が好き」という人は多くとも、「猫背の人が好き」という人はいないか、いたとしてもそう多くないでしょう。それには理由があり、人は無意識のうちに猫背の人に対し、「暗そう」「元気がない」といった印象を受けるからです。それだけではなく、重心がずれ、骨盤がゆがんでしまうことから太りやすくなり、さらにはネガティブになってしまうなど、姿勢は心身に大きな影響を及ぼします。このことを聞くと、「姿勢を良くしないと」と強く思いませんか?
ところで皆さんは「良い姿勢」というとどのような姿勢を思い浮かべますか?幼いころに親や学校の先生から言われた「背筋をピンと伸ばして」という指示が浮かぶ人がほとんどでしょう。背筋を伸ばすと、明るく元気に、そして若々しく見えます。
しかしながら「良い姿勢」にするためには背筋を伸ばすだけでは足りません。背筋を伸ばし、胸を張って、横から見た際に背骨がわずかにS字を描くようにする。これが本当の「良い姿勢」です。
「良い姿勢」を保ち続けることは非常に困難です。普段から猫背の癖がついている、筋肉が衰えているため、正しい姿勢では5分も立っていられない、座っていられないという人も珍しくありません。スマートフォンやパソコンを使っていると、ついつい猫背になってしまう人も多いでしょう。特に近年はストレートネックも大きな問題になっています。ストレートネックは慢性的な頭痛や肩こりの原因となるため注意が必要です。
姿勢を正すためには大きく分けて2つの方法があります。それは、体を鍛えることと、理学療法士など医療関係者に相談することです。気軽に行えるのはどちらだと思いますか?意外かもしれませんが、体を鍛えることです。
体を鍛えるというと、多くの方はウェイトリフティングなどのハードなトレーニングを思い浮かべるかもしれません。しかし、姿勢を良くするという観点からすると、必要なのは体の深い部分にある、鍛えても目には見えない「インナーマッスル」です。ありがたいことに、インナーマッスルを鍛えるためには必ずしもハードなトレーニングを行う必要はありません。ネットや書籍でも数多くのトレーニング方法が紹介されています。
「じゃあ、自宅でもできるんだな。早速今日からでも始めてみよう」と思われるかもしれません。確かに、インナーマッスルを鍛えるだけならご自宅で1人でも可能です。特別な器具も必要としないため、1人で黙々と目標達成まで努力し続けられる人であれば、ことさらジム等トレーニングスペースの扉を叩く必要はありません。
しかし、インナーマッスルの成長は目には見えないため、達成感を得づらいです。成果が目に見えないゆえに、本当にこれでいいのかと悩み、トレーニングをやめてしまう人もいます。また、トレーニング初心者が陥りがちなのが、誤ったフォームでトレーニングを行ってしまうことです。これは怪我や不調のもとです。
インナーマッスルを鍛えたい方はぜひ、パーソナルトレーニングジムをご利用ください。利用者ごとに最適なトレーニングプランを作成し、目標達成までサポートしてくれます。ジムの中には上腕二頭筋などのアウターマッスルを鍛えることを得意としているところも多いため、インナーマッスルを鍛えたい方はよく吟味しましょう。
理学療法士や管理栄養士の資格保有者がトレーナーとして在籍しており、動作評価プログラムをもとにパーソナルトレーニング用プランを作成してくれるようなジムがおすすめです。マンツーマンレッスンであるため個人の進み具合に合わせた、無理のないトレーニングを行えるようジムをみつけましょう。