メンタルヘルスと切っても切り離せない問題に、「睡眠」があります。必要な睡眠時間は人によって異なりますが、成人は7~8時間睡眠を取る必要があります。適当な長さの睡眠を取ることを、してもしなくてもどちらでもよいものと考えるべきではありません。
睡眠不足は肥満、心臓病、糖尿病、そしてうつ病の要因とされています。そして、ただ、睡眠をとればいいというだけでなく、質の良い睡眠を取ることが大切です。そのために、毎日同じ時間に寝起きするように心がける、寝室を静かで暗くリラックスできる雰囲気にする、寝具は出来るだけ心地よいものにする、布団に入ってからスマホ・タブレット・テレビなどを見ないようにする、などを注意することができます。
また、昼間は出来るだけ少しでも身体を動かすようにして、昼間の活動で疲れたので夜は眠れるようになる、といったリズムが取れるようになることは理想です。無理に外出する必要はありません。家の中で少しの時間掃除や読書をするだけでも、日中の活動量を増やすきっかけになります。また、ぐっすり眠るために睡眠薬を使用することも効果があるようです。そのように質の良い睡眠を取るように心がける事が心身の健康に欠かせないのです。